2020年7月15日 / 最終更新日 : 2020年11月19日 レペ 国内小説 【本の感想】東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 悩みを抱える人々と、彼らの悩み相談を引き受ける雑貨屋ご主人に起きた、時空を超えるキセキの物語です。いくつかのお話が入り組んでいて、下手をすれば混乱に陥りそうですが、これをすっきりと読ませるのは流石のお手並み。
2020年7月14日 / 最終更新日 : 2020年9月25日 レペ 国内小説 【本の感想】薬丸岳『ハードラック』 強盗殺人の罪を着せられた青年が、真相を究明するために奔走するサスペンスです。少年犯罪、被害者家族・加害家族といった、答えの出し難いテーマを得意(?)としている著者ですが、本作品は分かり易い展開で、拍子抜けをしてしまいました。
2020年7月13日 / 最終更新日 : 2020年11月18日 レペ ビジネス・自己啓発 【本の感想】森岡毅『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 』 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの業績をV字回復させたマーケターが説く、マーケティングのなんたるかを著したものです。マーケティングの知識を持っていても、実践の書として参考になります。
2020年7月12日 / 最終更新日 : 2020年10月2日 レペ 国内小説 【本の感想】中村彰彦『二つの山河』 大正時代の板東ドイツ人俘虜収容所所長 松江豊寿の半生を描いた作品です。松江豊寿は、知名度は高くはありませんが(自分が知らないだけ?)、本作品を読むと、この時代にあってヒューマニズムの何たるかを理解知っていた人物のようです。
2020年7月11日 / 最終更新日 : 2020年8月27日 レペ ビジネス・自己啓発 【本の感想】山口周『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』 複雑さが際立つ昨今、経営において論理的思考による意思決定=サイエンスだけでは、他社に抜きんでる事はできない。サイエンスを超える美意識=アートが必要という趣旨です。サイエンスが苦手な自分には喜ばしい…と思ったらアートもそれほど得意ではないことに、はたと気づきます。
2020年7月10日 / 最終更新日 : 2020年9月25日 レペ 国内小説 【本の感想】長岡弘樹『教場』 警察学校を舞台としたミステリー連作短編集。「既視感ゼロの警察小説」と銘うたれていますが、確かにお目にかかっていないジャンルの作品です。何といっても教官 風間公親のキャラクター設定が秀逸なのです。
2020年7月9日 / 最終更新日 : 2020年9月9日 レペ ビジネス・自己啓発 【本の感想】スペンサー・ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』 チャレンジすることをテーマにした自己啓発本です。世界中で売れに売れているベストセラー、そしてロングセラー。色々な立場の方々と、本書を題材にディスカッションしなければ、気付きは得られないでしょう。
2020年7月8日 / 最終更新日 : 2020年8月28日 レペ 国内小説 【本の感想】柚木麻子『王妃の帰還』 お嬢様女子中学生たちの友情が描かれた青春小説です。スクールカーストを題材にし、冴えない系の女子チームを主役に据えていますが、イジメ問題に焦点が当たってはいないので、厭な気分を味わうことはありません。むしろ、ラストでは不覚にもウルっときてしまったのです。
2020年7月7日 / 最終更新日 : 2020年9月9日 レペ 国内小説 【本の感想】薬丸岳『友罪』 少年の頃に猟奇殺人を犯した過去を持つ、青年の物語です。いわゆる少年Aのその後を描いた作品で、彼が友と信じた同い年の青年との関係性が主軸です。本作品は、著者がよく取り上げる少年犯罪や加害者の心の内をテーマとしています。
2020年7月6日 / 最終更新日 : 2020年7月3日 レペ 海外小説 【本の感想】リチャード・リーニィ『殺人症候群』 どんでん返しのあるサイコ・ミステリです。主役の二人は対称的な性格で、女性への憎悪という絆で結びついてるという設定。オチは予想がつきますが、伏線の回収の仕方といい読後の余韻といい満足は高い作品です。