2020年10月8日 / 最終更新日 : 2020年10月7日 レペ 国内小説 【本の感想】連城三紀彦『黄昏のベルリン』 冷戦時のベルリンの壁を舞台としたエスピオナージです。いくつかのエピソードが除々にひとつに収斂していタイプの作品です。突拍子のない物語ですが、単なる絵空事に終わらなせないところが良いです。
2020年9月8日 / 最終更新日 : 2020年9月7日 レペ 海外小説 【本の感想】アンソニー・ハイド『レッド・フォックス消ゆ』 一介の元ジャーナリストが、ロシアの暗部に切り込んでいくというエスピオナージです。シロウトが、ロシアの情報機関を敵に回しての立ち振る舞いは、さすがに現実感を欠いているでしょう。かなり荒削りなストーリーという印象です。
2020年8月20日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 レペ 海外小説 【本の感想】オーエン・セラー『ペトログラード行封印列車』 史実にあるレーニンの封印列車行を題材にとったエスピオナージです。実際は大過なく進行したようですが、本作品では、その裏側でドイツ、ロシア、そしてイギリスの思惑を、虚々実々を織り交ぜて描いています。
2020年7月20日 / 最終更新日 : 2020年9月23日 レペ 海外小説 【本の感想】ウォーレン・キーファー『リンガラ・コード』 1960年初頭の、独立後間もないコンゴを舞台としたエスピオーナージです。本作品は、枝葉末節に拘っているので、本筋を見失いがち。そのせいか、徐々に明らかとなる真相も、盛り上がりに欠けるのです。
2020年3月25日 / 最終更新日 : 2021年1月19日 レペ 海外小説 【本の感想】ジェフリー・アーチャー『ロシア皇帝の密約』 典型的な巻き込まれ型のエスピオナージです。主人公が相続した遺産を巡って米英露の争奪戦が繰り広げられます。知力、体力振り絞っての主人公の頑張りが見所です。痛快なラストには溜飲が下がるでしょう。
2020年3月16日 / 最終更新日 : 2020年10月7日 レペ 海外小説 【本の感想】ジャック・ヒギンズ『狐たちの夜』 Dデイ前夜を背景にした謀略小説です。ドイツ占領下から要人を奪還する命を帯びた諜報部員(と、相棒の女性)の活躍を描いています。ロンメルがヒトラー暗殺計画に関与していたという設定が効いています。
2020年3月13日 / 最終更新日 : 2021年1月4日 レペ 海外小説 【本の感想】ウィリアム・H・ハラハン『亡命詩人、雨に消ゆ』 誘拐されたソ連からの亡命詩人をめぐるエスピオナージです。政府職員、元CIA、二人の男のそれぞれの思惑による探索行が並行して物語が進みます。ジェットコースターになりきれず、そして、スカっとが小さいという、地味な作品です。
2020年2月13日 / 最終更新日 : 2020年9月24日 レペ 海外小説 【本の感想】ブライアン・ガーフィールド『ホップスコッチ』 引退し老境に差し掛かった男が、世界を相手に一泡吹かせようと試みます。 プロットだけを読むと、”賞味期限切れ”男たちに夢と勇気を与える物語のようですね。ラストはもうひと華あっても良いんじゃないでしょうか。
2020年1月17日 / 最終更新日 : 2020年12月29日 レペ 海外小説 【本の感想】ロバート・ラドラム『暗殺者』 ジェイソン・ボーン三部作の第1弾です。大物テロリストを炙り出すべく仕立てられた暗殺者カイン=ジェーソン・ボーン=デルタ=米国情報部員デービッド・ウェブの活躍を描いています。読み進めながらハラハラドキドキとは、まさにこのことだと実感するでしょう。
2020年1月11日 / 最終更新日 : 2020年10月20日 レペ 海外小説 【本の感想】ロバート・ラドラム『狂気のモザイク』 チェコ出身のスーパー秘密諜報員が、自身の追手を撃退しながら、恋人の行方を執拗に追い求めるうちに、隠された大いなる陰謀を探り当てるという展開のエスピオナージです。満足感は、1,000頁を超す長編を読み切ったことぐらいでしょうか。