2019年9月14日 / 最終更新日 : 2020年8月19日 レペ 芸術 【本の感想】吉川節子『印象派の誕生 マネとモネ』 19世紀後半フランスに誕生した印象派というムーブメントを、その中心人物であったマネとモネを通して概観するものです。当時の伝統的な西洋絵画に反旗を翻すがごとく、とんがった人々が道を切り開くのですね。
2019年7月25日 / 最終更新日 : 2020年8月11日 レペ 哲学 【本の感想】ショウペンハウエル『読書について』 多読を戒め、真に良いものだけを読めと薦める表題作「読書について」その他、「思索」、「著作と文体」の3篇を収めています。怒って、ぼやいて、ため息ついて…。読書の持つ新たな一面を発見することができる名著です。
2019年5月15日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 芸術 【本の感想】石川九楊『書とはどういう芸術か―筆蝕の美学』 書を絵画的な造形の美ではなくて言葉をつむぎ出す力と捉え、書の芸術性を明らかにしていくものです。筆蝕を書の欠くべからざるものとし、その意義を書史からも展望します。著者の深い洞察と熱い思いが表れた一冊です。
2019年4月6日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ 芸術 【本の感想】服部正『アウトサイダー・アート』 アウトサイダー・アートは、アートの枠組みにとらわれないアートという不可思議な概念。そんなアウトサイダー・アートをとおしてアートの本質を解き明かしてくれます。
2019年3月30日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ 芸術 【本の感想】辻惟雄『奇想の系譜』 わが国の近世絵画における「奇想」をテーマに、6人の画家 岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳を取り上げ、その系譜を解き明かそうという試みです。本書を契機として若冲らの評価につながったようですから、名著ということになるのでしょう。
2019年3月28日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 レペ ビジネス・自己啓発 【本の感想】ピエール・バイヤール『読んでいない本について堂々と語る方法』 タイトルから想起されるような、ハッタリや知ったかぶりのためのノウハウではなくて、読書に対する真摯な態度を示したものです。芸術論として読むべきなのかもしれません。