2020年11月11日 / 最終更新日 : 2020年11月10日 レペ 国内小説 【本の感想】長江俊和『出版禁止』 七年前に起きた心中事件の真相を解明せんとするジャーナリストの姿を描いた作品です。ノンフィクションの如きフィクションで、所謂フェイクドキュメンタリーと言われるもの(らしい)。ラストのどんでん返しで、猟奇的なサイコミステリーと気付かされるのです。
2020年10月18日 / 最終更新日 : 2020年11月6日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョー・ゴアズ『マンハンター』 タイトルが表すとおり、マンハント=人間狩り、つまり追跡劇です。暴力に彩られたハードボイルド・・・なのですが、ラストは、あっ!と驚く展開に。油断していた分、このどんでん返しは予想外です。
2020年7月6日 / 最終更新日 : 2020年7月3日 レペ 海外小説 【本の感想】リチャード・リーニィ『殺人症候群』 どんでん返しのあるサイコ・ミステリです。主役の二人は対称的な性格で、女性への憎悪という絆で結びついてるという設定。オチは予想がつきますが、伏線の回収の仕方といい読後の余韻といい満足は高い作品です。
2019年12月19日 / 最終更新日 : 2020年10月8日 レペ 国内小説 【本の感想】湊かなえ『リバース』 殺人の告発文で幕を開けます。読者は、早々に目星がつくでしょうから、驚きは大きくありません。 読み進めて いくと、きれいに収まってしまう予感に脱力しかけます。タイトルの意味だけが謎のまま。ところが著者は、ラスト一頁でやってくれるのです。
2019年10月14日 / 最終更新日 : 2020年9月2日 レペ 国内小説 【本の感想】井上夢人『ラバー・ソウル』 ビートルズのアルバムをモチーフとしたミステリです。ソシオパスものとしても面白いのですが、それだけではありません。秀逸なのはウルトラ級のどんでん返し。ラストに近くで、がらりと心に染みる悲しい物語に変わるのです。
2019年9月7日 / 最終更新日 : 2020年8月19日 レペ 海外小説 【本の感想】A・J・クィネル『メッカを撃て』 アメリカ、イギリス、ロシアが手を組んで、イスラム世界をペテンにかける驚天動地のエスピオナージです。ラストは、驚愕のどんでん返しが待っています。読み終えたとき、このペテンの裏側にある秘密を理解し、本作品が大傑作であることを思い知るのです。
2019年8月26日 / 最終更新日 : 2021年1月13日 レペ 国内小説 【本の感想】横山秀夫『ルパンの消息』 著者のデビュー作です。過剰なほどに伏線が張り巡らされており、クライマックスでは人間模様を含めて全ての仕掛けを解きほぐしてしまいます。ぶっ込み過ぎの感はありなのですが、著者の気合の入れ具合がひしひしと伝わる作品です。
2019年6月24日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 国内小説 【本の感想】黒武洋『そして粛清の扉を』 中年女性教師が極悪高校生らを人質に立てこもり、生徒らの罪悪を暴きながら拳銃とナイフで血の粛清をおこなうというお話しです。現実感が甚だ乏しいのですが、この手の作品は、これくらいの無軌道ぶりがちょうど良いのかもしれませんね。
2019年5月4日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 海外小説 【本の感想】ジェフリー・ディーヴァー『追撃の森』 殺人犯のハートとルイスに追われ女性保安官ブリンとミッシェルは森の中へ。女たちと男たちの知力、体力総動員の戦いが始まります。優位がすぐさま不利に目まぐるしく変わるどんでん返し。そしてあっと驚く結末!
2019年4月29日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 海外小説 【本の感想】ドナルド・A・スタンウッド『エヴァ・ライカーの記憶』 ジャンルは、冒険謎解きアクション歴史ミステリ(!)。著者は、この作品だけがヒットした一発屋のようですが、これだけ様々な要素がてんこ盛りの力作は、そうそう創りだせないだろうなぁと思います。