2020年3月29日 / 最終更新日 : 2021年1月19日 レペ 哲学 【本の感想】永井均『転校生とブラックジャック―独在性をめぐるセミナー』 「私が私であること」はどういうことか(独在性)について対話形式で書かれた哲学書。先生と12人の学生が、提示された思考実験から議論を重ね哲学していきます。高度な哲学議論です
2020年3月24日 / 最終更新日 : 2021年1月19日 レペ 哲学 【本の感想】橋爪大三郎『はじめての構造主義』 構造主義の入門書です。はしがきに、ちょっと進んだ高校生、いや、かなりおませな中学生を対象としているとあります。なるほど、本書を読むと、構造主義を自身の口で語れるかは疑問ですが、凡そこういうものだ、という理解までには到達するでしょう。
2019年11月7日 / 最終更新日 : 2020年9月14日 レペ 哲学 【本の感想】三浦つとむ『弁証法とはどういう科学か』 哲学としての弁証法を紐解くものではありません。哲学不要論者の著者は、弁証法を科学に生かしていく立場で論を進めていきます。物事を見るに当たってのヒントを与えてくれるので、折々再読するのが良いでしょう。
2019年9月9日 / 最終更新日 : 2020年8月19日 レペ 哲学 【本の感想】エーリッヒ・フロム『愛するということ』 愛は技術であるので、学習が必要であると説き、愛の論理と愛の実践について論を展開していきます。震災以降の日本では、著者のいう愛の実践を報道として目にすることがあります。こんな現代だからこそ、心に響く本でした。
2019年7月25日 / 最終更新日 : 2020年8月11日 レペ 哲学 【本の感想】ショウペンハウエル『読書について』 多読を戒め、真に良いものだけを読めと薦める表題作「読書について」その他、「思索」、「著作と文体」の3篇を収めています。怒って、ぼやいて、ため息ついて…。読書の持つ新たな一面を発見することができる名著です。