2020年10月24日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 レペ 国内小説 【本の感想】原田マハ『本日は、お日柄もよく』 スピーチライター見習い女子の奮闘を描いた作品。シンデレラストーリーですが、ここまで突き抜けると、ファンタジーですね。出来過ぎという感情がむくむくと湧き上がってくることは否めません。とは言え、ラストシーンはとても良うございました。
2019年11月15日 / 最終更新日 : 2020年11月12日 レペ 国内小説 【本の感想】金城一紀『フライ,ダディ,フライ』 47歳サラリーマン鈴木のひと夏の冒険譚。学歴社会における「生ける屍、落ちこぼれ男子高校生集団ゾンビーズが活躍するシリーズ第2弾です。べタな展開です。ベタすぎてがっちりハートを鷲づかみにされてしまいました。
2019年10月16日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 レペ 国内小説 【本の感想】原田マハ『旅屋おかえり』 元アイドルにして、今や崖っぷちアラサータレント 丘えりか の奮闘記です。旅へ行けない人の代わりに、旅をする”旅屋”のコンセプトは魅力的なので、いくつかの旅を連作短編として盛り込んでくれたら、感慨深いものがあったかもしれませんね。
2019年9月5日 / 最終更新日 : 2020年12月28日 レペ 国内小説 【本の感想】奥田英朗『マドンナ』 勤め人として一番大変な時期の、おっさんらが主役の短編集です。不惑の歳であるはずが、迷いに迷っている男たち。四十にして惑わずなんて、今や昔なんだと痛感してしまいます。「あるある、分かるよその気持ち」と首肯することしきりです。
2019年6月2日 / 最終更新日 : 2020年8月19日 レペ 国内小説 【本の感想】奥田英朗『ガール』 新入社員の頃、隣の席の三十代 先輩女性社員はおそれおおかったなぁ。 自分のトレーナーゆえに、挨拶の仕方から、電話の取り方まで、まさにご指導ご鞭撻の日々を送っていた上に、仕事上での実力差も圧倒的で、全く頭が上がりませんでし […]
2019年5月26日 / 最終更新日 : 2020年10月28日 レペ 国内小説 【本の感想】桂望実『嫌な女』 縁戚の結婚詐欺師の女に翻弄され続けられた女性弁護士の物語です。二十代から七十代まで、同い年の嫌な女の起こした様々な事件に関わります。不器用で堅物で孤独な主人公。自由奔放な嫌な女との関わりが、年齢とともに主人公の精神的な成長を促していきます。