2020年9月1日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 レペ 芸術 【本の感想】熊澤弘『レンブラント 光と影のリアリティ』 レンブラントの作品を、その生涯に照らし合わせながら鑑賞していくものです。初めてレンブラントに触れるものにとっては最適なガイドブックですが、絵画として鑑賞するならより大きな画集が良いでしょう。
2020年4月25日 / 最終更新日 : 2021年7月5日 レペ 芸術 【本の感想】小林頼子『フェルメール ―謎めいた生涯と全作品』 絵画鑑賞の予習、復習に最適な文庫サイズのフェルメール本です。サイズの大きな画集や研究本と異なり、手軽に取り出せていつでも読めるというコンセプト。著者の文章の上手さに感銘を受けます。
2020年4月24日 / 最終更新日 : 2021年7月5日 レペ 芸術 【本の感想】コンスタンティーノ・ドラッツィオー『カラヴァッジョの秘密』 17世紀以降の西洋画家に絶大な影響を与えたカラヴァッジョの波乱万丈の生涯を紐解くものです。本書の冒頭に掲載した全30枚の絵画写真を参照しつつ、伝記風にカラヴァッジョの偉業とその時々の精神のあり様を描いていきます。
2020年3月9日 / 最終更新日 : 2020年12月23日 レペ 芸術 【本の感想】鶴見香織『もっと知りたい東山魁夷 生涯と作品』 アート・ビギナーズ・コレクションと銘うたれているだけに、入門書としては最適のガイドブックです。なるほど名を残す画家は、才能を研鑽するたゆまぬ努力と、成長し続けようとするモチベーションを原動力としているのだということが分かります。
2019年9月14日 / 最終更新日 : 2020年8月19日 レペ 芸術 【本の感想】吉川節子『印象派の誕生 マネとモネ』 19世紀後半フランスに誕生した印象派というムーブメントを、その中心人物であったマネとモネを通して概観するものです。当時の伝統的な西洋絵画に反旗を翻すがごとく、とんがった人々が道を切り開くのですね。
2019年6月11日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 芸術 【本の感想】小熊一樹『人物デッサンテクニック: 良質な作例から学ぶ、人のかたち・奥行き・存在感の表現』 あたりをつける等、デッサンを始めるにあったっての基本的な知識から、上達するためのテクニックまでが記載されています。理論的かつ大変にお上手なお手本なわけで、眺めているだけで自分にもできるような錯覚に陥ってしまいます。
2019年5月15日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 芸術 【本の感想】石川九楊『書とはどういう芸術か―筆蝕の美学』 書を絵画的な造形の美ではなくて言葉をつむぎ出す力と捉え、書の芸術性を明らかにしていくものです。筆蝕を書の欠くべからざるものとし、その意義を書史からも展望します。著者の深い洞察と熱い思いが表れた一冊です。
2019年4月6日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ 芸術 【本の感想】服部正『アウトサイダー・アート』 アウトサイダー・アートは、アートの枠組みにとらわれないアートという不可思議な概念。そんなアウトサイダー・アートをとおしてアートの本質を解き明かしてくれます。
2019年3月30日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ 芸術 【本の感想】辻惟雄『奇想の系譜』 わが国の近世絵画における「奇想」をテーマに、6人の画家 岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢蘆雪、歌川国芳を取り上げ、その系譜を解き明かそうという試みです。本書を契機として若冲らの評価につながったようですから、名著ということになるのでしょう。