2020年4月29日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ 国内小説 【本の感想】西加奈子『ふくわらい』 他人の顔を妄想でふくわらいをする癖をもつ女子の物語。登場人物は、奇人変人のオンパレードです。彼らの交わす会話から、主人公のチャーミングさが浮彫になります。クスクスぐらいの笑いありのちょいオモロイ系です。
2019年8月15日 / 最終更新日 : 2020年8月11日 レペ 国内小説 【本の感想】西加奈子『きりこについて』 自分の残念な容姿に気付いてしまった女子の物語です。主人公きりこが色々学んじゃうことを通して、読者へも勇気を与える人生の教科書となっています。前半の飛ばし気味の笑いは失速するのですが、総じて愉しく読ませてくれるでしょう。
2019年8月11日 / 最終更新日 : 2020年8月11日 レペ 国内小説 【本の感想】本谷有希子『グ、ア、ム』 堅実な妹、ゆるゆるの姉、二人の間で右往左往の母。三人のついていないグアム旅行の数日間を描いた作品です。姉妹はシラケ切ったような冷戦状態。せっかくの海外旅行の上手くいくはずがなく、くわえて行く先々で散々厭な目に遭うことになります。
2019年7月18日 / 最終更新日 : 2021年7月5日 レペ 国内小説 【本の感想】西加奈子『漁港の肉子ちゃん』 快活過ぎるエキセントリックな性格の母、通称 肉子ちゃん。肉子ちゃんと悩める美少女の娘の愛が溢れ出る作品です。登場人物らの善意が良いですね。いや、笑ろたっ!そして、感動したっ!逆境を跳ね返す勇気を貰えるねっ!
2019年5月31日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 国内小説 【本の感想】中島京子『FUTON』 田山花袋『蒲団』をモチーフにした作品です。アンサーソングといった方が良いかもしれません。本家は湿度の高い私小説でしたが、本作品にはカラっとした心地よさを感じます。