2021年1月21日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 レペ ビジネス・自己啓発 【本の感想】ダン・ライオンズ『スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家』 52歳のおじさんのスタートアップ企業での奮闘記です。ビジネス書というよりギョーカイ暴露本に近いでしょうか。スタートアップの錬金術のカラクリと、一部に富の偏在する実態が良く分かります。
2020年12月31日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 レペ 国内小説 【本の感想】原田マハ『楽園のカンヴァス』 アンリ・ルソーを取り上げたアート・ミステリです。ルソーについては、ヘタウマ絵ぐらいの認識でしかなかったのですが、本作品を読んで考えを新たにしました。著者のアート系の作品は、刺激的であり勉強にもなるので、恋愛小説や成長小説よりも好みです。
2020年12月30日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 レペ 国内小説 【本の感想】長嶋有『佐渡の三人』 死にまつわるお話4作品を収めた連作短編集です。亡くなった親族の納骨に向かう、ある家族の”ゆるゆる”とした日々が描かれています。この”ゆるゆる”感は、著者ならでは。さしてドラマチックな出来事は起こりませんが、それが良いのです。
2020年12月29日 / 最終更新日 : 2021年1月21日 レペ 海外小説 【本の感想】ビル・プロンジーニ『脅迫』 作中に主人公の名前が表れないハードボイルド、名無しの探偵シリーズの第7弾です。これまでとは違った趣となっています。密室トリックとしてはイマイチだし、犯人もインパクトが少ないのですが、地味な探偵小説に多様性を与える意味はあったと言えるでしょう。
2020年12月28日 / 最終更新日 : 2020年12月28日 レペ 海外小説 【本の感想】スティーヴン・キング『クージョ』 狂犬病を患った巨大な犬が、車に立て籠もった母子をひたすら襲うというごく単純なストーリ―です。短編ですら間が持たないシチュエーションでしょう。これを、読み手を飽きさせるどころか、息もつかせぬ極上のパニック長編に仕立て上げるのが巨匠キング
2020年12月27日 / 最終更新日 : 2020年12月25日 レペ 海外小説 【本の感想】ジェイン・アン・クレンツ『ガラスのかけらたち』 ロマンティックミステリです。恋愛+殺人ミステリに加え、サイドストーリが絡み合って読み応えはあります。事件の結末はあっけなくて肩すかし気味なので、愛憎と癒しのドラマとして理解した方が良いかもしれません。
2020年12月26日 / 最終更新日 : 2020年12月25日 レペ 評論 【本の感想】中薗英助『闇のカーニバル スパイミステリィへの招待』 スパイをテーマとした評論集です。著者の幾つかの作品を読み終えていれば、著者の主張に首肯したり、反発を覚えたり、感慨を深めることができるのでしょうが、残念ながら目が滑って時間ばかりかかってしまいました。
2020年12月25日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 レペ 国内小説 【本の感想】横山秀夫『ノースライト』 再生の物語です。D県警シリーズ、F県警シリーズといった、事件をとりまく男たちが沸騰する警察小説・・・とは全く異なります。本作品は、ミステリとしては、サスペンスフルな展開よりも、叙情的なシーンが勝っているのです。
2020年12月24日 / 最終更新日 : 2020年12月24日 レペ 海外小説 【本の感想】エドワード・D・ホック『ホックと13人の仲間たち』 著者のシリーズキャラクターが13人を集めた短編集です。こう並べてみると、作風はキャラ先行型と言えますか。物語が、キャラクターを際立たせるためにあるような印象を受けます。これは!という作品がないのが残念です。
2020年12月23日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 レペ ノンフィクション 【本の感想】山内昌之『嫉妬の世界史』 嫉妬の視点で世界史を切り取ったものです。歴史は夜作られる、でななくて、歴史は嫉妬で作られるを、洋の東西の文献から証明を試みています。ただし、嫉妬があったんじゃね?ぐらいの想像の範疇ではありますね。