2020年12月29日 / 最終更新日 : 2021年1月21日 レペ 海外小説 【本の感想】ビル・プロンジーニ『脅迫』 作中に主人公の名前が表れないハードボイルド、名無しの探偵シリーズの第7弾です。これまでとは違った趣となっています。密室トリックとしてはイマイチだし、犯人もインパクトが少ないのですが、地味な探偵小説に多様性を与える意味はあったと言えるでしょう。
2020年10月23日 / 最終更新日 : 2020年10月23日 レペ 海外小説 【本の感想】キース・ピータースン『夏の稲妻』 新聞記者ウェルズ シリーズの第三弾です。シリーズを重ねる毎に、タフなシーンがパワーアップしてきました。若き美人記者ランシングのチャーミング度合いも右肩上がりです。ブレない、媚ない、一本筋の通ったウェルズの記者魂が見所です。
2020年10月18日 / 最終更新日 : 2020年11月6日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョー・ゴアズ『マンハンター』 タイトルが表すとおり、マンハント=人間狩り、つまり追跡劇です。暴力に彩られたハードボイルド・・・なのですが、ラストは、あっ!と驚く展開に。油断していた分、このどんでん返しは予想外です。
2020年10月16日 / 最終更新日 : 2020年10月15日 レペ 海外小説 【本の感想】ビル・プロンジーニ『死角』 名無しの探偵シリーズの第6弾です。見所は、全く関係のないように見える2つの事件が、複雑に絡み合ってラストで収斂していくところでしょう。意外なラストも用意されているし、ボリュームが少ないだけに、スッキリとまとまっている印象です。
2020年10月7日 / 最終更新日 : 2020年10月28日 レペ 海外小説 【本の感想】キース・ピータースン『幻の終わり』 新聞記者ジョン・ウェルズが主役のハードボイルドシリーズ第二弾です。目の前で刺殺された海外通信員の事件を追うウェルズの活躍を描いています。前作より暴力沙汰が増え、ハラハラドキドキのハードボイルド感は高まっています。
2020年10月6日 / 最終更新日 : 2020年10月28日 レペ 海外小説 【本の感想】ビル・プロンジーニ『暴発』 名無しのオプ=探偵シリーズの第四弾です。本作品の探偵は、精神面でかなりのヘナチョコなのです。人間味溢れるということになるのでしょうが、ここはかなりうざったいですね。ドロドロの愛憎劇が展開されるのですが、これまた読んでいてゲンナリしてしいます。
2020年9月21日 / 最終更新日 : 2020年10月21日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョー・ゴアズ『目撃者失踪』 債権回収専門の探偵社 ダン・カーニー・アソシエイツ(DKA)シリーズの長編第三弾です。州当局から、不正を理由に探偵業認可取消しの訴えを起されたDKA。探偵たちは、汚名晴らすため捜査に乗り出します。法廷ミステリの趣もあり、見所満載です。
2020年9月18日 / 最終更新日 : 2020年10月21日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョー・ゴアズ『赤いキャデラック』 ダン・カーニー・アソシエイツ(DKA)シリーズの第二弾です。DKAメンバー襲撃の真相を探るため、奔走する探偵たちの姿を描いています。関連する人物が多岐に渡り、虚々実々の駆け引きを演じるため、一読では分かり難い作品です。
2020年9月2日 / 最終更新日 : 2020年9月9日 レペ 海外小説 【本の感想】フィリップ・カー『変わらざるもの』 ベルンハルト・グンター シリーズの第四弾です。ナチスの戦犯狩りがおこなわれているドイツを背景に、ユダヤ人の復讐部隊やCIAが暗躍する壮大なスケールの謎解きミステリです。歴史小説としても楽しめる贅沢な作品ですね。
2020年8月30日 / 最終更新日 : 2020年9月9日 レペ 海外小説 【本の感想】フィリップ・カー『ベルリン・レクイエム』 ベルリン・ノワール三部作の第三弾です。第一弾は探偵小説、第二弾は警察小説、そして本作品は謀略小説。第二次大戦戦中、戦後のドイツを舞台に、三部作でありながら趣向を変えて読者を楽しまれてくれるシリーズです。