2019年8月25日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 レペ ノンフィクション 【本の感想】ジェームス・D・ワトソン『二重らせん』 ノーベル生理学・医学賞を受賞したワトソン博士によるDNAの構造を解析するに至るまでのドキュメント。野心がぷんぷん匂ってくるような回想録です。あけすけな発言で物議を醸した本でもあります。
2019年8月18日 / 最終更新日 : 2020年10月14日 レペ ノンフィクション 【本の感想】 佐瀬稔『金属バット殺人事件』 昭和55年に川崎市で実際に起きた尊属殺人をテーマにしたノンフィクションです。被害者の出自まで遡って調査をし、事件を再現していくあたりが、推理小説形式との謂われなのでしょうか。事件発生から40年経過した今日、結論には納得し難いものがあります。
2019年8月4日 / 最終更新日 : 2020年8月11日 レペ ノンフィクション 【本の感想】マーティン・プリマー 、ブライアン・キング『本当にあった嘘のような話―「偶然の一致」のミステリーを探る』 偶然の一致について論考や、様々な事例を集めたものです。前半が論考、後半が事例という体裁で読み易いのですが、”そんなバカな!?”は言いすぎのものも載せられています。
2019年7月16日 / 最終更新日 : 2020年8月7日 レペ ノンフィクション 【本の感想】アンティエ・ヴィントガッセン『独裁者の妻たち』 独裁者とは、権力に魅了され、権力を維持する事に血道を上げる人々。 アンティエ・ヴィントガッセン 『 独裁者の妻たち 』は、独裁者その人ではなく、その妻、愛人たちにスポットを当てていて、彼女らの生い立ちから、権力を掌握した絶頂の時、そして終焉までを紹介するものです。
2019年7月9日 / 最終更新日 : 2020年8月7日 レペ ノンフィクション 【本の感想】鎌田慧『いじめ自殺―12人の親の証言 』 いじめ が原因となって自殺を選んだ12人の子。その父、母へのインタビューを一冊にまとめたものです。あくまでも彼らの見たまま、感じたままであるので、客観性が担保されているわけではありませんが、思うところは非常に共感ができます。
2019年7月8日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ ノンフィクション 【本の感想】森島恒雄『魔女狩り』 15世紀から17世紀の中世ヨーロッパを中心に吹き荒れた、魔女狩りの本質を探るものです。こ300年以上経過した今目を通しても、深い悲しみと同時に、やり場のない怒りがこみ上げてきます。人は歴史から正しいことを学ぶべきなのです。
2019年6月27日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ ノンフィクション 【本の感想】大野茂『2時間ドラマ 40年の軌跡』 懐かしの土ワイド、火サスに代表される2時間ドラマ制作奮闘史。監督、脚本家、役者、原作者、系列テレビ局・ライバル局との丁々発止は興味津々です。如何にして視聴率をとっていくか、その裏側が見えてきます。
2019年6月18日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ ノンフィクション 【本の感想】ジャン・デ・カール『狂王ルートヴィヒ―夢の王国の黄昏 』 バイエルン国王ルートヴィヒ二の評伝です。本書は、ルートヴィヒ二世を一般に喧伝される現実理解の欠如した人物としてではなく、聡明さにスポットを当てようと試みています。
2019年6月16日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ ノンフィクション 【本の感想】山本博文『切腹 ~ 日本人の責任の取り方 ~』 切腹を題材に日本人的な責任論を展開するものです。主命により死を賜る江戸時代の武士たち。理不尽な理由であってもプライドをもって命をなげうつ事例が多数あげられています。この時代に生まれついていない幸運を喜びたくなります。
2019年6月14日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ ノンフィクション 【本の感想】加賀乙彦『死刑囚の記録』 東京拘置所の精神科医官として勤務した著者が、多くの死刑囚と接見し、彼らの拘禁心理を研究として著したものです。死刑が確定して以降の受刑者のその後を知り、人道的な観点から様々な意見を喚起する貴重な一冊です。