2019年9月9日 / 最終更新日 : 2020年8月19日 レペ 哲学 【本の感想】エーリッヒ・フロム『愛するということ』 愛は技術であるので、学習が必要であると説き、愛の論理と愛の実践について論を展開していきます。震災以降の日本では、著者のいう愛の実践を報道として目にすることがあります。こんな現代だからこそ、心に響く本でした。
2019年9月8日 / 最終更新日 : 2020年10月1日 レペ 国内小説 【本の感想】伊藤たかみ『ミカ!』 思春期の入口に立った子供たちの微妙な気持ちがとてもキュートに描かれています。児童文学なのですが、大人が読んでも、ちょっと疲れたときに元気を取り戻すにはよいでしょう。
2019年9月7日 / 最終更新日 : 2020年8月19日 レペ 海外小説 【本の感想】A・J・クィネル『メッカを撃て』 アメリカ、イギリス、ロシアが手を組んで、イスラム世界をペテンにかける驚天動地のエスピオナージです。ラストは、驚愕のどんでん返しが待っています。読み終えたとき、このペテンの裏側にある秘密を理解し、本作品が大傑作であることを思い知るのです。
2019年9月6日 / 最終更新日 : 2020年8月17日 レペ ビジネス・自己啓発 【本の感想】齋藤孝『雑談力が上がる話し方』 雑談ができれば、なんでもできる、ダーっ!、という自己啓発本です。斎藤センセイは、「雑談力は、あらゆる場面であなたを助ける最強のスキル」と仰います。そうでしょう。日々、実感していますとも。
2019年9月5日 / 最終更新日 : 2020年12月28日 レペ 国内小説 【本の感想】奥田英朗『マドンナ』 勤め人として一番大変な時期の、おっさんらが主役の短編集です。不惑の歳であるはずが、迷いに迷っている男たち。四十にして惑わずなんて、今や昔なんだと痛感してしまいます。「あるある、分かるよその気持ち」と首肯することしきりです。
2019年9月4日 / 最終更新日 : 2020年8月19日 レペ ノンフィクション 【本の感想】瀬名秀明 、 太田成男『ミトコンドリアのちから』 イトルから中高生向け生化学読本のように見受けられるけれど、ミトコンドリアの構造とメカニズムから、科学者列伝、老化、ミトコンドリア病、人類の起源、生命進化までを敷衍するなかなかハードな内容です。
2019年9月3日 / 最終更新日 : 2022年4月2日 レペ 国内小説 【本の感想】吉村萬壱『クチュクチュバーン』 ホラーテイストのSF作品集です。人が人でなくなる過程を描いた3作品が収録されています。救いも笑いもないので、読了したときの気分はよくはありません。でもクセになりそう。好き嫌いを超越したところにある作品集なのでしょうね。
2019年9月2日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 レペ 海外小説 【本の感想】シャーリイ・ジャクスン『くじ』 不快な気分の時を思い起こさせるちょっと厭な作品集です。客観的には些細なことが、受けての精神状態によっては非常に辛い現実に映ります。相容れない二者の感情的な隔たりを、ネガティヴな側にスポットを当てて描いているようです。
2019年9月1日 / 最終更新日 : 2020年8月19日 レペ 国内小説 【本の感想】青山七恵『ひとり日和』 誰かと一緒でも常に孤独を感じざるを得ない20歳の女性を描いています。彼女は、関わりのある人のつまらないものを盗む癖があります。盗癖は彼女の孤独を癒す行為であり、盗品はその人との絆なのでしょう。
2019年8月31日 / 最終更新日 : 2020年8月19日 レペ ビジネス・自己啓発 【本の感想】ピョートル・フェリークス・グジバチ『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか』 端的に言うと、元グーグル社員が語る、グーグルでの働き方です。本書の主張は、副題にあるとおり、個人技よりもチームで成果を出すためには何が必要か、に力点が置かれています。