2019年4月30日 / 最終更新日 : 2021年1月19日 レペ 国内小説 【本の感想】柚木麻子『本屋さんのダイアナ』 読書好きの女子二人、大穴と書いてダイアナと読む金髪美女子(なんと日本人)と清楚なお嬢様美少女の、小学生から大人に近づくまでが心情細やかにつづられた作品です。友情や親子愛が散りばめられていて、読み進めると熱いものが込み上げてきます。
2019年4月29日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 海外小説 【本の感想】ドナルド・A・スタンウッド『エヴァ・ライカーの記憶』 ジャンルは、冒険謎解きアクション歴史ミステリ(!)。著者は、この作品だけがヒットした一発屋のようですが、これだけ様々な要素がてんこ盛りの力作は、そうそう創りだせないだろうなぁと思います。
2019年4月28日 / 最終更新日 : 2020年10月8日 レペ 国内小説 【本の感想】湊かなえ『告白』 娘を殺害された女教師から始まり、加害者の少年たち、そしてその周辺へと事件をなぞりながら”告白”が進みます。現実的かどうかは別としてラストはびっくりの仕掛けが用意されており、快哉を叫びたくなるような黒い気分がむくむくと湧き上がります。
2019年4月27日 / 最終更新日 : 2020年11月18日 レペ ビジネス・自己啓発 【本の感想】佐藤義典『売れる数字 組織を動かすマーケティング』 売れない理由を組織のタテ・ヨコで戦略(経営)、戦術(現場)の「一貫性のミス」であると述べています。著者は、この「一貫性のミス」を解決するフレームとして、戦略実行の4ステップを提示し、事例をもとに解説をしていきます。
2019年4月26日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ 海外小説 【本の感想】ジェイムズ・クラムリー『酔いどれの誇り』 神様が公認している職業 酔っぱらい 探偵ミロが活躍するハードボイルドです。主人公のアンチヒーローぶり甚だしいのですが、このダメさ加減が愛すべき探偵の魅力でしょう。酒と血の匂いぷんぷんで、酩酊してしまいそうです。
2019年4月25日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ 国内小説 【本の感想】諏訪哲史『アサッテの人』 失踪した叔父の、言葉にまつわる奇妙な行動の原因を、小説という手段を使って解き明かすという物語です。哲学的な意味合いが多分にあるのでしょうが、深読みしなくても十分に楽しめる芥川賞受賞作品です。むしろ笑ってしまうかもしれません。
2019年4月24日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ 海外小説 【本の感想】ルース・レンデル『ロウフィールド館の惨劇』 衝撃的な一文から幕を開ける 本作品。典型的な英国支配階級の人々が、ボタンの掛け違いから運命に絡めとられていく様が、じっくり描かれています。冒頭の一文で結末が明らかなのですが、それでもページを繰る手が休むことはありません。
2019年4月23日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ 国内小説 【本の感想】綿矢りさ『蹴りたい背中』 女子高生の孤独を描いた作品です。平易な言葉の組み合わせで、感情の広がりを表すことができる19歳(当時)の綿矢りさ、おそるべし。孤独に直面して、気持ちになかなか整理がつなかい主人公ハツの真っ直ぐさが、愛おしくなってしまいました。
2019年4月22日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ 国内小説 【本の感想】平山夢明『デブを捨てに』 借金の肩代わりとして、貸主の超絶肥満な娘を捨てに行くというお話しです。収録されている他の作品も同様で、痛くて、気色の悪い作品集となっています。しかしながら、嫌悪感だけに終わらないものがありますね。ラストに些かなほっこり感があるからでしょうか。
2019年4月21日 / 最終更新日 : 2020年8月18日 レペ ノンフィクション 【本の感想】レスリー・デンディ 、 メル ・ボーリング 他『自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝』 自分の体を使って様々な実験を試みた科学者たち。 本書は、10章からなる彼らの命がけの物語です。お馬鹿な奇人列伝を想像して本書を手に取ったのですが、いやいや、予想外の感動をしてしまいました。