2020年9月4日 / 最終更新日 : 2020年9月7日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョージ・R・R・マーティン、リサ・タトル『翼人の掟』 翼人という世襲の特権階級が存在する世界で、繰り広げられる異世界ファンタジーです。登場人物たちの大空への夢や憧れが印象的。ラストも味わい深く、読み応えがあります。
2020年9月2日 / 最終更新日 : 2020年9月9日 レペ 海外小説 【本の感想】フィリップ・カー『変わらざるもの』 ベルンハルト・グンター シリーズの第四弾です。ナチスの戦犯狩りがおこなわれているドイツを背景に、ユダヤ人の復讐部隊やCIAが暗躍する壮大なスケールの謎解きミステリです。歴史小説としても楽しめる贅沢な作品ですね。
2020年8月31日 / 最終更新日 : 2020年9月4日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョー・R・ランズデール『サンセット・ヒート』 大恐慌時代のテキサス。火のような赤毛に拳銃一丁をぶらさげ闊歩する女性保安官サンセット。問題山積みでも挫けないバイタリティが良いですね。痛快な場面満載で中だるみがありません。
2020年8月30日 / 最終更新日 : 2020年9月9日 レペ 海外小説 【本の感想】フィリップ・カー『ベルリン・レクイエム』 ベルリン・ノワール三部作の第三弾です。第一弾は探偵小説、第二弾は警察小説、そして本作品は謀略小説。第二次大戦戦中、戦後のドイツを舞台に、三部作でありながら趣向を変えて読者を楽しまれてくれるシリーズです。
2020年8月26日 / 最終更新日 : 2020年9月9日 レペ 海外小説 【本の感想】フィリップ・カー『砕かれた夜』 ベルリン・ノワール三部作 私立探偵グンターものの第2弾です。”水晶の夜”(反ユダヤ主義暴動)前夜を描く、探偵小説ということになるでしょうか。徹夜本のような大傑作というわけではないけれど、このシリーズは抜群の安定感がありますね。
2020年8月24日 / 最終更新日 : 2020年10月26日 レペ 海外小説 【本の感想】ウィリアム・サファイア『大統領失明す』 失明してしまった大統領をめぐる権力闘争を中心とした政治ドラマです。市井の人々は全くというほど登場しません。ミステリとして面白いかどうかは別として、あるある感が強く記憶に残る作品です。
2020年8月23日 / 最終更新日 : 2020年8月20日 レペ 海外小説 【本の感想】ジャネット・ハッチングズ 編『EQMM90年代ベスト・ミステリ』 伝統あるミステリー専門誌『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』に掲載された中から90年代を代表する作品を選定したアンソロジーです。とはいえ、日本では初お目見えの作家がちらほら。
2020年8月20日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 レペ 海外小説 【本の感想】オーエン・セラー『ペトログラード行封印列車』 史実にあるレーニンの封印列車行を題材にとったエスピオナージです。実際は大過なく進行したようですが、本作品では、その裏側でドイツ、ロシア、そしてイギリスの思惑を、虚々実々を織り交ぜて描いています。
2020年8月13日 / 最終更新日 : 2020年12月29日 レペ 海外小説 【本の感想】ビル・プロンジーニ『殺意』 名無しのオプ=探偵シリーズの第三弾です。仕事も私生活もパっとしない探偵が受けたのは、みじめで侘しい仕事です。ところが、思いもかけず殺人事件が発生し、否応なく探偵は巻き込まれてしまいます。ショボくれおっさん探偵の地道さは、バツグンの安定感です。
2020年8月11日 / 最終更新日 : 2020年8月13日 レペ 海外小説 【本の感想】小川 隆、 山岸 真 編『80年代SF傑作選』 日本で編纂された80年代海外SFアンソロジーです。上、下2巻に分冊されています。サイバーパンクものとの先入観で、本書を選択するとハズレるでしょう。下巻は捨て作なしの名品ぞろいです。