2020年11月6日 / 最終更新日 : 2020年11月11日 レペ 国内小説 【本の感想】重松清『十字架』 いじめ自殺をテーマとした作品です。とは言え、本作品の主人公は、いじめの被害者でもなく、いじめの加害者でもありません。自死を選んだ被害者から、親友と名指しされた少年なのです。しかし、長く苦しみ過ぎだろうというのが拭い去れません。
2019年7月22日 / 最終更新日 : 2020年11月20日 レペ 国内小説 【本の感想】重松清『ナイフ』 5つの短編からなる作品集で、うち4作品はいじめを背景としています。いじめを受けている子供たち、そしてその家族に寄り添うように著者は語りかけます。子供の気持ち、親の気持ちそれぞれを理解できてしまうので、穏やかではありません。琴線を鳴らされまくったようです。
2019年7月11日 / 最終更新日 : 2020年9月10日 レペ 国内小説 【本の感想】乙一『死にぞこないの青』 先生という絶対的な権力者が、一人の引っ込み思案の少年を逃げ道のない孤独に叩き込んでいくところから、物語は始まります。果たして少年はどう対処していくでしょうか。読了後も暫く気持ちがざわめく、劇薬入りビルドゥングスロマンです。
2019年7月9日 / 最終更新日 : 2020年8月7日 レペ ノンフィクション 【本の感想】鎌田慧『いじめ自殺―12人の親の証言 』 いじめ が原因となって自殺を選んだ12人の子。その父、母へのインタビューを一冊にまとめたものです。あくまでも彼らの見たまま、感じたままであるので、客観性が担保されているわけではありませんが、思うところは非常に共感ができます。