2019年6月17日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 海外小説 【本の感想】ダン・シモンズ『ザ・テラー 極北の恐怖』 19世紀中頃、英国の北西航路発見を目指した探検隊の全滅史です。実際の総員125名遭難事故が題材ですが、探検行はシモンズの創作。文庫1000頁を越す大著であり、読むのに骨が折れるものの、冒険小説+伝奇ホラーとして満足度が高い作品です。
2019年5月25日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 レペ 国内小説 【本の感想】高野和明『ジェノサイド』 人類の未来をテーマにした冒険小説です。驚くべきは著者の圧倒的な知識量。疑いを差し挟む余地のないほどのたたみ込みに平伏してしまいました。二つの並行する物語はピンチピンチの連続で、クライマックスではおもわず溜息がもれてしまいます。
2019年5月22日 / 最終更新日 : 2020年12月29日 レペ 国内小説 【本の感想】船戸与一『山猫の夏』 灼熱のブラジルで展開される流血の冒険小説です。ブラジル版ロミオとジュリエットの逃避行から町全体をぶっ壊すほどのスケールのでかい物語へ展開します。山猫の”俺って強ぇ!”的な発言が痛快です。その分ラストの衝撃はでかい!
2019年4月29日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 海外小説 【本の感想】ドナルド・A・スタンウッド『エヴァ・ライカーの記憶』 ジャンルは、冒険謎解きアクション歴史ミステリ(!)。著者は、この作品だけがヒットした一発屋のようですが、これだけ様々な要素がてんこ盛りの力作は、そうそう創りだせないだろうなぁと思います。