【本の感想】佐々木圭一『伝え方が9割』

本の感想 佐々木圭一『伝え方が9割』

佐々木圭一『伝え方が9割』は、「伝え方」をキーワードに、相手にYESといわせるテクニックと事例満載の自己啓発本です。

なるほどとなるけれども、やっぱり、瞬発力を要する会話においては、コピーライターみたいなセンスがいるよなぁとは思います。本を読んでできれば皆、苦労しないという典型的なものでしょうか(その気にはなるんですんがねぇ)。

本書を読んでいても共感、反感(というか抵抗感)様々です。いくつか抜き出してみましょう。

「ノー」を「イエス」に変える技術の答えは、相手の中にあります。「お願い」は、あなたのコトバではなく、あなたと相手の共作なのです。

これは、名言です。”共作”というワードにびびっときました。

サプライズワードを、自分が驚いたときではなく、相手の心を動かしたいときに使う。

「小林製薬」を「あ、小林製薬」と表現する例で説明されています。なるほど。セオリーがあったんですね。文字だけでCMを思い起こせるので、心が動いている証拠です。

赤裸裸ワードを入れれば、生命力あふれるコトバに変わる。

「のどがカラカラ、感動の映画でした」の例示で説明されています。ちょっと、恥ずかしい・・・。

人を動かすのはルールではない。感動だ 。

うーん。名言だけれど、もの凄く恥ずかしい・・・。恥ずかしがっているようでは、Yesを引き出すのは難しいんでしょうけど。

法則にのっとるだけで、相手の心を動かすことができるというのは魅力的ではあります。なににせよ、伝える方のモチベーションが大事ですね。いやいや、実践の技としてどうだろう?と思う読者にとっては、本書は文章を書く上での参考にはなります。本の作り方としても巧いのです。

まんが版 佐々木圭一『伝え方が9割』

まんが版の『伝え方が9割』はこちら。果たしてまんがで、伝わるのかなぁ・・・。活字を読む派としては、まんが版が出ると残念な気持ちになってしまうのですよ。