【本の感想】赤羽雄二『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』

赤羽雄二『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』

アウトプットって大事だよね!ということで、本を読むと感想と称した駄文をつらつら書き連ねています。内容を忘れないようにという虚しい試みではあるのですが、おかげさまで読み返さない本を所有することは減りました(増え続けるばかりの積読本は別の問題ですけど)。

赤羽雄二『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』は、ゼロ秒思考を身につけるためのノウハウ本です。端的に言うと、その時々の思いの丈をメモとしてアウトプットする事が大事であるという主張です。

作業としては、A4用紙1頁あたり1分という時間制限を設けて書き出すだけですが(書き出し方のルールはあります)、著者がコンサル業で培った手法ということで、役に立ちそうな気にはなります。その昔、誰でもコンサルをやる!時代があって(今は誰でもイノベーション!でしょうか)、思考法関連の書籍は随分読んだのですが、本書はこりゃぁ実践できないわ!というものではありません。まさに誰でもお手軽に始められるというのが良いのです・・・始められるというのは、ね・・・

アウトプットを継続する事で頭の中の整理は上手くできるようになるのでしょう。それは感想という駄文(さらに卑下)を書いている自分には十分に理解できます。ただし、スポーツや試験のように結果が体感できるわけじゃないので、モチベーションを維持するのが大変です。まさに、継続は力なりです。そもそも、毎日これが出来る人というのは、頭が良くなる素地のある人なのかもしれませんね。

メモ書きの例題が豊富で、ふんふんと読み進めていくうちに、そもそもゼロ秒思考って何だっけ?となってしまいました。要するに思考の迅速かつ的確な言語化なのでしょう。自分のキレものの同期がその昔、脳は反射神経!と嘯いていたのを思い出しました。

自分の感想という駄文 (さらに、さらに卑下)は、的確に言語化できているかなぁ・・・