2020年3月10日 / 最終更新日 : 2020年12月23日 レペ 海外小説 【本の感想】シャーロット・ジェイ『死の月』 夫が自殺した真の理由を探ろうと奮闘する妻の物語です。舞台は終戦間もないニューギニア。ミステリとしてというより、主人公の自立と近代化に向かう未開の人々が二重写しになった、文芸よりの仕上がりになっています。
2020年3月7日 / 最終更新日 : 2020年12月23日 レペ 海外小説 【本の感想】アーサー・メイリング『ラインゴルト特急の男』 ヨーロッパを股にかけた追跡劇です。せっかく良い味の悪役キャラを創り出しているのに、ハラハラ感がほとんどありません。結末は、予想通りではあるものの、締めくくり方は甘ったるいものになってしまいました。
2020年2月13日 / 最終更新日 : 2020年9月24日 レペ 海外小説 【本の感想】ブライアン・ガーフィールド『ホップスコッチ』 引退し老境に差し掛かった男が、世界を相手に一泡吹かせようと試みます。 プロットだけを読むと、”賞味期限切れ”男たちに夢と勇気を与える物語のようですね。ラストはもうひと華あっても良いんじゃないでしょうか。
2019年12月2日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 レペ 海外小説 【本の感想】トニイ・ヒラーマン『死者の舞踏場』 ナヴァホ族警察警部補が主役のシリーズ第二弾です。ミステリとはいえ、ネイティブ・アメリカンについて知識が乏しいと、味わいはいまひとつでしょうか。シリーズを読み進めながら理解を深めていくタイプの作品なのだと思います。
2019年7月24日 / 最終更新日 : 2020年10月21日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョー・ゴアズ『野獣の血』 先生が悪辣な生徒に復讐を誓うという、まぁまぁお目にかかるプロットの作品です。妻を死に追いやった生徒たちを、元特殊部隊隊員の先生が野獣の如く狩りたてていきます。