2020年10月12日 / 最終更新日 : 2021年1月27日 レペ 国内小説 【本の感想】折原一『倒錯のロンド』 心理サスペンスを予感させますが、さにあらず。語りそのものの巧妙な仕掛けを堪能するミステリです。この手の作品は好き嫌いが分かれるのでしょう。事件の真相より本作品が三部作であることの方が驚きです。
2020年2月18日 / 最終更新日 : 2021年1月4日 レペ 海外小説 【本の感想】フランシス・アイルズ『殺意』 妻殺しを企む男を描いた倒叙ミステリです。”三大倒叙ミステリ”に数えられるだけあって、揺れ動く犯人の心理描写は絶妙です。じれったくも待ちに待ったラストは、お決まりのはずなのですが・・・ そうきたか!と感嘆してしまいました。
2020年1月4日 / 最終更新日 : 2020年10月7日 レペ 国内小説 【本の感想】土屋隆夫『不安な産声』 人工授精をテーマにした千草検事シリーズです。生殖医療と倫理の問題がストーリーの中核となっていますが、本作品の救いのない結末そのものが著者の警鐘ともとれますね。叙情的なミステリが好みならばオススメできます。