2020年1月5日 / 最終更新日 : 2020年10月20日 レペ 国内小説 【本の感想】恒川光太郎『夜市』 ホラー小説という冠で敬遠してしまうのは残念です。ホラーというより、ファンタジーの方がしっくりします。ダーク・ファンタジーと言うべきでしょうか。お伽話のように、どこかで聞いたことのあるような懐かしさを覚える物語です。
2019年12月5日 / 最終更新日 : 2020年12月25日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョナサン・キャロル『我らが影の声』 名作『死者の書』につづく第二長編です。ダークファンタジーの要素がなくても、小説としてなかなかよくできた作品です。読み進めていくと、突然、日常が不協和音を奏ではじめます。現実そのものが崩壊してしまうような薄気味悪さがありますね。
2019年11月26日 / 最終更新日 : 2020年9月15日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョナサン・キャロル『炎の眠り』 グリム童話ルンペルシュティルツヘンをモチーフにしたダークファンタジーです。ハッピーエンドに一撃をくらわす最後の一文が秀逸です。
2019年11月24日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョナサン・キャロル『月の骨』 シリーズの第一作となるダーク・ファンタジーです。冒頭から家族をまさかりで斬殺した<まさかり少年>が登場し、不穏な空気が漂いますが、それ以降暫くは現実世界と異世界が並行して語られる、夢か現かの世界みることになります。
2019年10月24日 / 最終更新日 : 2020年10月28日 レペ 国内小説 【本の感想】辻村深月『ツナグ』 生者と死者が相見えるひとときを描いた連作短編集です。生者からの依頼を受けて死者との面会をコーディネートするものがツナグ。本作品集は、ツナグ見習い(?)の男子高校生 歩美が使者の任を担います。
2019年7月13日 / 最終更新日 : 2020年8月7日 レペ 海外小説 【本の感想】クライヴ・バーカー『イマジカ』 異世界ダーク・ファンタジーです。翻訳文庫全四巻からなる長~い物語は、何層にも重ねられた謎また謎に包まれており、興奮の第一巻でがっちりハートを掴まれてしまいます。なにせ、たいした説明もないまま、この世界と隣り合う4つの異世界に誘われるのですから。
2019年5月24日 / 最終更新日 : 2020年8月5日 レペ 国内小説 【本の感想】森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』 連作短編の形式で、恋する男子大学生と恋される女子大学生を中心に、いくつかの出来事や登場人物たちのかかわりがが発散し、ラストに気持ちよく収斂していきます。京都ってファンタジーの似合う街と思ってしまいました。