2020年10月10日 / 最終更新日 : 2020年10月8日 レペ 海外小説 【本の感想】ウィリアム・ベイヤー『すげ替えられた首』 死体の首のすげ替えという猟奇的殺人事件の謎を解くサイコミステリーです。異常性に目が引かれていまいますが、捜査は足を使ったもので、本作品はいたって正統派の警官小説です。
2020年10月9日 / 最終更新日 : 2020年10月8日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョナサン・ケラーマン『大きな枝が折れる時』 アレックス・デラウェア シリーズの第一弾で、児童虐待をテーマとして扱っています。ラストは、予測不可能。マザーグースの子守唄からとったタイトルが、深い意味を持っていることに気付きます。
2020年10月8日 / 最終更新日 : 2020年10月7日 レペ 国内小説 【本の感想】連城三紀彦『黄昏のベルリン』 冷戦時のベルリンの壁を舞台としたエスピオナージです。いくつかのエピソードが除々にひとつに収斂していタイプの作品です。突拍子のない物語ですが、単なる絵空事に終わらなせないところが良いです。
2020年10月7日 / 最終更新日 : 2020年10月28日 レペ 海外小説 【本の感想】キース・ピータースン『幻の終わり』 新聞記者ジョン・ウェルズが主役のハードボイルドシリーズ第二弾です。目の前で刺殺された海外通信員の事件を追うウェルズの活躍を描いています。前作より暴力沙汰が増え、ハラハラドキドキのハードボイルド感は高まっています。
2020年9月8日 / 最終更新日 : 2020年9月7日 レペ 海外小説 【本の感想】アンソニー・ハイド『レッド・フォックス消ゆ』 一介の元ジャーナリストが、ロシアの暗部に切り込んでいくというエスピオナージです。シロウトが、ロシアの情報機関を敵に回しての立ち振る舞いは、さすがに現実感を欠いているでしょう。かなり荒削りなストーリーという印象です。
2020年9月5日 / 最終更新日 : 2020年10月8日 レペ 国内小説 【本の感想】樋口有介『ぼくと、ぼくらの夏』 高校生探偵たちのひと夏の青春ミステリです。ミステリとしては、ありふれたストーリーになるでしょうか。ただ、あだち充的な青春小説としての輝きはあると思います。好き嫌いはどこに重点を置くかで決まりますか。
2020年8月24日 / 最終更新日 : 2020年10月26日 レペ 海外小説 【本の感想】ウィリアム・サファイア『大統領失明す』 失明してしまった大統領をめぐる権力闘争を中心とした政治ドラマです。市井の人々は全くというほど登場しません。ミステリとして面白いかどうかは別として、あるある感が強く記憶に残る作品です。
2020年8月20日 / 最終更新日 : 2020年8月31日 レペ 海外小説 【本の感想】オーエン・セラー『ペトログラード行封印列車』 史実にあるレーニンの封印列車行を題材にとったエスピオナージです。実際は大過なく進行したようですが、本作品では、その裏側でドイツ、ロシア、そしてイギリスの思惑を、虚々実々を織り交ぜて描いています。
2020年8月5日 / 最終更新日 : 2020年8月11日 レペ 国内小説 【本の感想】加納一朗『ホック氏の異郷の冒険』 シャーロック・ホームズの優れたパスティシュです。『最後の事件』で消息をたったホームズが日本に立ち寄ったという設定になっています。ワトソン役に日本の医師を配し、ホームズらしい推理の冴えを見せてくれます
2020年8月4日 / 最終更新日 : 2020年8月11日 レペ 国内小説 【本の感想】笹倉明『漂流裁判』 強姦致傷事件の被告弁護人の活躍を描く法廷ミステリ。人間の心の襞に分け入っていくタイプのドラマです。圧倒的不利な状況下にあって弁護人がどのような戦術をとるのかが見所。ラストのどんでん返しはパワー不足が否めません。