2020年4月15日 / 最終更新日 : 2020年8月17日 レペ 国内小説 【本の感想】森絵都『カラフル』 魂が現世にホームステイするというお話しです。目を開き耳を傾ける事、そして赦す事の大切さを著しているのでしょうね。文章のフワフワ感は、少年少女向けかと思います。悩めるコたち全てに響くのかもしれません。
2020年4月14日 / 最終更新日 : 2021年2月8日 レペ 国内小説 【本の感想】中村航『100回泣くこと』 ぼく(I)と、きみ(You)ではなくWeの物語。二人が紡ぎ、積み重ねていく、二人だけの世界は、微笑ましいくらいに透き通った愛に満たされています。愛する人の死がテーマですが、癒しに似た清々しさを感じます。
2020年4月11日 / 最終更新日 : 2020年9月2日 レペ 国内小説 【本の感想】三田誠広『いちご同盟』 生きていくことに希望を見出せない15歳の少年が、死に直面した少女との触れ合いから命の意味を見つめ直していくというストーリーです。二人の無言の会話は、彼らの苦悩とすれ違いと和解を絶妙に表現した名シーン。愛と友情と死の物語です。
2020年4月9日 / 最終更新日 : 2020年9月28日 レペ 国内小説 【本の感想】本多孝好『MEMORY』 『MOMENT』、『WILL』に続く、連作短編集です。前二作より先に本作品を手に取ってしまうと、所々、ハテナ?になるので、順に読み進めることを”強く”おススメします。シリーズ完結編としてはこれ以上にない終わり方だと思うのですが、どうでしょう。
2020年4月7日 / 最終更新日 : 2021年1月27日 レペ 国内小説 【本の感想】筒井康隆『エロチック街道』 著者ならではの実験的な作品を読むことができますが、毒性は極めて少ない短編集です。ニヤニヤ笑いが止まらない歴史小説のパロディー「時代小説」、映画化もされたとってもハッピーな「ジャズ大名」、他が収録されています。
2020年4月6日 / 最終更新日 : 2021年1月27日 レペ 国内小説 【本の感想】北原亞以子『恋忘れ草』 江戸時代(天保三年頃)の、職業婦人、現代で言うところのキャリアウーマンが主役の短編集です。本作品集は、仕事に恋に生きる女性たちの逞しさが、活き活きと描かれています。読了時には、明日への活力を与えてくれる、爽やかな余韻の残してくれます。
2020年4月4日 / 最終更新日 : 2020年9月25日 レペ 国内小説 【本の感想】山田詠美『ぼくは勉強ができない』 勉強ができない男子高校生が主役の連作短編集です。愛とか死とか性とか世界観とか人生観とかがぎゅうっと詰まっています。成人でも子供でもない年代の独特の青臭さがよく表されていますね。教育論として面白く読めます。
2020年4月3日 / 最終更新日 : 2021年1月19日 レペ 国内小説 【本の感想】柚木麻子『早稲女、女、男』 早稲田女子を中心に展開される、女子大生たちの恋愛事情を描いた連作短編集です。本作品集は、早稲田、慶応、立教、学習院と、女子大生を類型化して主役に据えています。彼女らの恋愛模様から、それぞれの出身大学の個性を特徴づけているのが楽しいですね。
2020年4月1日 / 最終更新日 : 2020年9月25日 レペ 国内小説 【本の感想】筒井康隆『くたばれPTA』 比較的実験的な作品が少なく、比較的読みやすい作品集です。植民星の紛争に翻弄される男を描いた「モケケ=パラリパラ戦記」は、アルフレッド・テニスン『イノック・アーデン』を彷彿させる叙情的な傑作です。実験的な作品が少なく、比較的読みやすい作品集です。植民星の紛争に翻弄される男を描いた「モケケ=パラリパラ戦記」は、アルフレッド・テニスン『イノック・アーデン』を彷彿させる叙情的な傑作です。
2020年3月30日 / 最終更新日 : 2021年1月19日 レペ 国内小説 【本の感想】西村京太郎『都電荒川線殺人事件』 ライター青木亜希子が主役のトラベルミステリ短編集です。旅して恋して、おまけに殺人事件に巻き込まれるという、ツッ込み所満載の2時間ドラマワンダーランドが展開されていきます。十津川警部もゲスト出演です!