2020年11月25日 / 最終更新日 : 2020年11月24日 レペ 海外小説 【本の感想】フレドリック・ブラウン『復讐の女神』 創元推理文庫『まっ白な嘘』に続く、 推理小説短編集 第二弾です。前作が傑作だっただけに期待し過ぎてしまったようで、ちょっと平凡な印象を受けてしまいました。とは言っても、これは!という傑出した作品がないだけで、十分に楽しめるでしょう。
2020年11月10日 / 最終更新日 : 2020年11月9日 レペ 海外小説 【本の感想】セバスチアン・ジャプリゾ『シンデレラの罠』 主人公が被害者であり、加害者であり、証人であり、探偵でもあるという、一人四役を演じるミステリです。結末は、予想が付くので驚きは大きくありません。英米ミステリとは違う、おフランスらしい味わいは堪能できるでしょう。
2020年11月9日 / 最終更新日 : 2020年12月14日 レペ 海外小説 【本の感想】グレゴリー・マクドナルド 『フレッチ 殺人方程式』 口八丁手八丁の如何にもアメリカンな新聞記者が主人公のミステリです。スピード感があり爽快感は味わえるものの、このご時世ではタブーなエピソードがてんこ盛りですね。
2020年11月5日 / 最終更新日 : 2020年11月6日 レペ 海外小説 【本の感想】エド・レイシイ『ゆがめられた昨日』 殺人事件に巻き込まれた私立探偵の奮闘を描いた作品です。主人公は、アフリカ系アメリカ人。本作品は、人種差別が色濃く残る1950年代のアメリカが舞台です。犯人当てというより、人種差別の真っ只中で真実を追い求める男の姿を見るべきなのでしょう。
2020年11月4日 / 最終更新日 : 2020年11月2日 レペ 海外小説 【本の感想】ドナ・M・レオン『死のフェニーチェ劇場』 日本の文学賞に応募した、アメリカ人の作家が描く、ヴェネツィアを舞台にした警察小説という変わり種です。当地の習俗に、どこくらい肉薄しているのか判然としないところではあるのですが、本作品は、異国情緒あふるるミステリとしては楽しめます。
2020年10月28日 / 最終更新日 : 2020年10月29日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョン・ディクスン・カー『カー短編全集3 パリから来た紳士』 著者のシリーズ・キャラクター H.M卿、フェル博士、マーチ大佐が、不可能犯罪の謎を解く短編集です。いやいや、これは無理でしょう、というお話はあるものの頭の体操には丁度良い読み物と思います。
2020年10月27日 / 最終更新日 : 2020年10月26日 レペ 海外小説 【本の感想】ベゴーニャ・ロペス『死がお待ちかね』 中米を舞台とした異国情緒たっぷりのミステリです。心理学者の著者ならではで、つらつらと読み流していると、ラストのあたりで人間の心理に深く踏み込んだものであることに気付きます。
2020年10月23日 / 最終更新日 : 2020年10月23日 レペ 海外小説 【本の感想】キース・ピータースン『夏の稲妻』 新聞記者ウェルズ シリーズの第三弾です。シリーズを重ねる毎に、タフなシーンがパワーアップしてきました。若き美人記者ランシングのチャーミング度合いも右肩上がりです。ブレない、媚ない、一本筋の通ったウェルズの記者魂が見所です。
2020年10月18日 / 最終更新日 : 2020年11月6日 レペ 海外小説 【本の感想】ジョー・ゴアズ『マンハンター』 タイトルが表すとおり、マンハント=人間狩り、つまり追跡劇です。暴力に彩られたハードボイルド・・・なのですが、ラストは、あっ!と驚く展開に。油断していた分、このどんでん返しは予想外です。
2020年10月16日 / 最終更新日 : 2020年10月15日 レペ 海外小説 【本の感想】ビル・プロンジーニ『死角』 名無しの探偵シリーズの第6弾です。見所は、全く関係のないように見える2つの事件が、複雑に絡み合ってラストで収斂していくところでしょう。意外なラストも用意されているし、ボリュームが少ないだけに、スッキリとまとまっている印象です。