数あるWordPressの初心者向け 参考書 ・ 教科書 の中では、わかりやすくまとまっています。”いちばんやさしい”シリーズのおなじみの体裁で、オールカラー、見開きページでサクサクと解説を読み進めら…
【Webサイト制作】赤司達彦『本当によくわかるWordPressの教科書』
赤司達彦『本当によくわかるWord Pressの教科書』は、副題「はじめての人も、挫折した人も、本格サイトが必ず作れる」とあるとおり、本にそって作業をしていくと簡単なECサイトが構築できるようになっています。
本書は、ご覧のWebサイトを制作するにあたって、最初に手にとったものです。
WordPressとは何かから始まり、WordPressを使う準備、WordPressの導入、WordPressの基本設定と、章(Chapter)が続きます。ここまでの内容は、他の同様の書籍と差は少ないかもしれません。読み易いかどうか、の点で言うと本書はここまでに全体の1/4を費やしているだけあって説明が丁寧です。くわえて、画像が豊富なので理解が進みやすいと思います。
Chapter 6「テーマをインストールする」以降から本書のECサイト用オリジナルテーマがベースとなるので、これを利用しない読者は使い難くなります。解説の都合上、仕方がないことですが、自分が使いたいテーマとの差異を見ながら作業を続けるのは少々面倒です。
「プラグインで高度な機能を導入する」では、このWebサイトでも利用している問い合わせフォームContact Form7の使い方を説明しています。他のプラグインも同様ですが、本書の発売時からバージョンアップで若干、機能に変更が入っているのでネットで調べるのは必須になります。
本書で解説のあるYoast SEOも、このWebサイトでは利用しています。Yoast SEOは、SEOの観点で記事の評価をしてくれるのですが、日本語環境が苦手なようで工夫しながら上手く使っていく類のプラグインです。このあたりは、本書に記述がないので、ネットを参照するべきでしょう。Google Analytics、Google Search Consoleにも触れていますが、使いこなすならこちらも別の専門書籍を参照するが良いですね。
自分が参考にしたのは、WordPress 5.x以前のバージョン対応版です。未読ですが、5.xを利用する場合は第2版を手に取る方がよさそうです。
- その他のWebサイト制作に役立つ書籍(参考書・教科書、ワードプレス、デザイン)については関連記事をご覧下さい。