【本の感想】サラ・クーパー『会議でスマートに見せる100の方法』
その昔、「言いたいことは、3つあります」で切り出さすプレゼンターは、何やら賢い人のように錯覚していました(3っつ目は..絶句…忘れちゃった、と仰る方もいましたが)。
今や有り触れたプレゼンのテクニックなので、感心することはありません。3つって言ったのに2つしか言ってませんよ、とツッコミも入れれます。それではと、新たなテクニックを学ぶべく、サラ・クーパー(Sarah Cooper)『会議でスマートに見せる100の方法』(100 Tricks to Appear Smart In Meetings)を手に取ってみました。スマートって、賢いことでしょう?しかし・・・
本書は、端的に言うとビジネスシーンにおける、所謂アメリカンなハッタリ本です。
イラストと短い文章で100のテクニックが記載されており、絵本感覚で読むことができます。会議室の座る位置、参加者への絡み方等々、デキるヤツに見えるテクニック満載!・・・と言いたいのですが、日本のメタボなお父さんにはハードルが高すぎでしょう。
『「それは正しい質問かな?」と逆質問をする』とスマートに見えるそうです。
Seriously?
Really?
欧米人のこのユルさというか、遊び感覚が世界のビジネスを引っ張っていくんだろうなぁ、と感慨に浸ってしまいました。日本では、「質問に質問を返すな!」と激高する方がいますからね。
なんだかんだと言ってもかの国の人は、ハートが強いし、他人にどう思われようがフン!という自己主張あってナンボです。大方の日本人は、嫌われるれちゃうかもなぁ、が最初に頭を過るでしょう。会議で軽いジョークをぶちかましても、沈黙で迎え撃つ職場ってありますから(自分のジョークがウケないだけか)。
uh-huh ・・・ 結局ですね、 これは ・・・無理 ・・・